2023/08/24

「それは『仕事』とは呼ばない。」

 おはようございます!


さて、

今日は「仕事とモチベーションは切り離せ」という話の延長戦のような話をさせて頂きます。

 
先日、「モチベーションはどこから湧いてくるんですか?」とか「モチベーションの維持はどうやっているんですか?」と言ってくる学生へのアンサーとして、「プロの仕事は雨が降ろうが槍が降ろうが変わらず結果を出さなきゃいけないのだから、モチベーションなどという変数の塊を仕事現場に持ち込むな(モチベーションをガソリンにするな)」という話をさせていただきました。
 
「お前の母親が交通事故に遭って、生死の境をさ迷っている時に、緊急オペにあたるドクターが『今、ちょっとモチベーションが上がらなくて…』と言ってたら、ブン殴るだろ?」という話で、プロはいかなる精神状態からでも結果を出さなきゃいけないし、もっと言えば、モチベーションが下がっている状態でも確実に結果が出せる体勢を整えておかなきゃいけないわけで、まぁ、「学校の宿題じゃねぇんだから、仕事とモチベーションは切り離せ」という話ですね。
 
今日は、この延長戦のような話です。

 

━━━━━━━━━━━━━━

▼ 仕事の本質は『問題解決』なので

”問題が起きていない時間帯”は仕事じゃない

━━━━━━━━━━━━━━

 

あらゆるプロジェクトはメチャクチャ大きく分けると「導入期」と「成長期」と「成熟期」と「衰退期」、そして「緊急事態」という5つの状態に分けられるんですね。
 
で、仕事の本質って、基本は「問題解決」なので、(※ここ大事です!)“問題が起きていない時間帯”は仕事じゃないんです。
 
そして、さっき言った「導入期」と「成長期」と「成熟期」と「衰退期」と「緊急事態」の5つの状態のうち、「導入期」は「やれどもやれども利益が出ない。資金がそろそろ底をつきちゃう。さて、どうする?」という問題が起きている。
 
「成熟期」は「売上や利益が鈍化して、士気が下がるし、下からの突き上げからどう逃げるか?」という問題が起きていて、「衰退期」は「手塩にかけたプロジェクトを切り捨てなきゃいけない」という辛すぎる問題が起きている。
 
「緊急事態」は問題そのものです。
 
そう考えると、「問題があまり起きていない時間帯」というのは「成長期」だけなんです。
 
成長期は、「もうパンチを打てば入る(少ない労力で大きな結果が出る)」というボーナスタイムですから、楽しくて仕方がないんです。
 
この時期のプロジェクトと楽しく向き合えるなんて、誰でもできるんです。
 
そりゃそうですよ。
 
打てば響くんだもん。
 
チヤホヤもされる。
 
そして、この時に、人が集まってくるんです。
 
まわりから見ても旨味を感じるのでしょう。

 

━━━━━━━━━━━━━━

▼ 仕事で信用を獲得したいなら…

━━━━━━━━━━━━━━

  

僕、これまでにたくさんの人とお仕事を御一緒させていただきましたが、“「成長期」の時だけ前のめりで参加して、それ以外の時は誰かに任せる人”がビックリするぐらいたくさんいるんです。
 
「導入期」とか、「衰退期」とか、「緊急事態」の時は、全然何もしないのに、「成長期」の時だけ、「やりましょう!僕、仕事に燃えてま〜す!」とか言って、ガンガン参加してこようとする。
 
こういう人が少なくないので、ここで言わせていただきますが、「成長期」に取り扱っている仕事なんて、仕事とは言えないんです。
 
 
「歌の訓練もしない。ライブの準備もしない。集客もしない。歌も歌わない。演奏もしない。だけどカーテンコールだけ浴びにステージに上がります」みたいな感じ。
 
「それはお前、仕事じゃなくて、むしろ報酬だろ!」という話で、何を美味しいとこ取りして働いた気になってんだ!…というお話です。
 
 
だけど、これは全てのビジネスマン、全てのサービス提供者に伝えたいのですが、さっきも言った通り、仕事の本質は「問題解決」なので、仕事中は問題が起きているんです。
 
それに対して、「あぁ、ツライ…」「問題こわい」というのが、そもそもナンセンスで、「だったらお前が受けとる報酬は、何の対価なの?」「お前からは何を支払ったの?」という話で、会社が今、こういうことを言えなくなっているから(言うとパワハラ認定されちゃうから)、「成長期」の時だけ参加してきて「やりがいがあるわぁ~」とか言う会社員が発生しがちですが、それは見抜く人には確実に見抜かれているので、「ああ、この時期に寄ってくるのね」という風に思われているので、今日の話は頭の片隅に置いておいて頂けると幸いです。
 
仕事で信用を獲得したいなら、相手が苦しい時期に伴走するのが一番っすね!!


今日もありがとう!!


じゃ


またね!


阿部
 
 

2023/08/23

『モチベーション』なんかに頼るな


おはようございます!


さて、

今日は「『モチベーション』なんかに頼るな。」という、 少し昭和マッチョな内容でお話させて頂きます。


もっと踏み込むと、「お前に『モチベーション』という極めてふわふわしたモノにすがる余裕なんて無い。」です。


━━━━━━━━━━━━━━

▼ モチベーションが低い時でも、

成果が出る様に設計しておく。

━━━━━━━━━━━━━━

 
これの話は要するに、一流のビジネスマンや一流のクリエイターが共通して持っている「考え」です。


 
それが今日の記事のタイトルなのですが、「仕事現場にモチベーションなんて持ち込むな」です。


 
もう少し柔らかく言えば、「モチベーションをガソリンにするな」です。


 
有名な料理人や、大企業の経営者、プロスポーツ選手等、いわゆる『一流』と言われる方々がこぞって口にする内容ですが、これはもう本当におっしゃるとおりで、大学生とか、仕事が得意じゃない人達と話していると、必ずといっていいほど「モチベーションはどこから湧いてくるのですか?」とか「モチベーションは、どうやって維持しているのですか?」という質問が飛んでくるんです。


 
つまり、多くの人は「モチベーション」を「ガソリン」にして走っていて、ガソリンが切れたら車が止まっちゃうのと同じように、「モチベーションが切れたら活動が止まっちゃう仕様」になっている。


 
なので、「モチベーションはどこから湧いてくるのですか?」とか「モチベーションは、どうやって維持しているのですか?」という質問が飛んでくるわけですが、プロの現場では、親が死んだ日もいつもと変わらないパフォーマンスを届けなきゃいけないんですね。


 
人間なので、気分が上がる時もあれば、下がる時もあるじゃないですか。
 
好きな人にフラれたら落ち込むじゃないですか。
 
つまり、モチベーションなんて下がることがあって当然で、そんな変数の塊みたいなものと仕事を紐付けてしまうと、仕事のパフォーマンスが安定するわけがない。


 
救急のドクターが「今日はモチベーションが上がらないから手術できない」とは言わないわけで、仕事とモチベーションは切り離さないといけない…というよりも、モチベーションが低い時でも成果が出せるように設計しておかなきゃいけない。

 
 

━━━━━━━━━━━━━━

▼ 「モチベーション」を仕事に持ち込むヤツは、危機感が圧倒的に不足している

━━━━━━━━━━━━━━


 
僕、19歳の頃に、この世界(料理人の世界)に入って、「あぁ、やる気が起こらないなぁ」となったことなんて、ただの一度もありません。
 
やる気が起こるも起こらないも、やらなきゃいけないんだもん。
 
今日も朝から深夜までやらなきゃ死ぬんだもん。
 
熊に襲われた時に「モチベーションが上がんねぇ」とか言わないじゃないですか?
 
逃げなきゃ死ぬんだから、全力で逃げるでしょ?
 
その危機感です。
 
仕事に「モチベーション」を持ち込むヤツって、その危機感が圧倒的に不足していて、「最悪、自分が頑張らなくても、誰かがなんとかしてくれる」というどこか人頼み(保険頼り)みたいな生き方をしているから、「モチベーションが上がらない」とか「モチベーションの維持が…」とか一生言ってる。

#助けてくれる人がいる事は素晴らしい事なんだけども

#それとこれとは別


 
モチベーションをガソリン(やる気スイッチ)にしなくても、仕事にとりかかれる環境を作ることが大切で、今、「モチベーションがなぁ」と悩んでいる人は、その環境作りに失敗していることに、解決の矢印を向けた方が前に進むかもしれません。


今日もありがとう!


じゃ

またね!!


阿部

「それは『仕事』とは呼ばない。」

  おはようございます! さて、 今日は「仕事とモチベーションは切り離せ」という話の延長戦のような話をさせて頂きます。   先日、「モチベーションはどこから湧いてくるんですか?」とか「モチベーションの維持はどうやっているんですか?」と言ってくる学生へのアンサーとして、「プロの仕事...