2023/04/13

問題解決とサービス設計

 

おはようございます。



さて。

今日は『課題を解決する方向から攻めるエンターテイメント』というテーマでお話ししたいと思います。

「そこには、こういう狙いがあるよー」というお話をしたいと思います。


 

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▼ 『エンターテイメント』と

『サービス』の違い
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まずは、『エンターテイメント』と『サービス』の違いについて明確にしておいた方が良さそうです。


何かを提供して、お客さんからお金をいただいる以上、どちらも『サービス』には違いないのですが、今日の話を分かりやすくする為に、ここをキチンと分けてみます。


 

結論を先に言っちゃうと、『エンターテイメント』と『サービス』の大きな違いは「課題の有無」です。


ここでいう「課題」というのは、「お客さんが困っていること」のことです。



『サービス』には「課題」があり、『エンターテイメント』には「課題」がありません。



コンビニが無いと困りますが、

リゾートホテルが無くても困りません。

(※「いやいや精神的な支えになってるので、無いの困る!」という細かいツッコミは言いっこ無しです。



僕の会社の事業を「ファミリーエンターテイメント(ハレ)」と「ファミリーライフ(ケ)」で分けた時に、「ファミリーエンターテイメント」の方は、とくにお客さんの課題を解決していません。



あえて、ややこしい言い方をすると、

「衝動」から作るものが『エンターテイメント』で、

「課題」から作るものが『サービス』といったところです。 



ここの整理がつくと、今日の話がスッと入ってくるかもしれません。


  

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▼ 課題からエンターテイメントを作る
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『サービス』を作る時の第1歩目は「課題(お客さんのお困り事)を探すこと」です。



大きな会社を目指す時の条件はシンプルで、「大きな課題に取り組む」です。



GAFAM(Googleとか)を超えようと思ったら、GAFAMが取り組んでいる課題よりも、大きな課題と向き合わなきゃいけないのですが、ぶっちゃけ、現代は「解決されていない課題」が、もう残っていません。


 

今、この地球に残っている課題は「お金にならない課題」だけです。

『経済合理性限界曲線』の外側にある課題ですね。

「気候変動問題」や「難病問題」など。


 

ちなみに僕達ホテルビジネスは「おしゃれな客室を提供する」以外に、「近所のオフィスに勤めている人が困っていることは何か?」「店の前を通る人が困っていることは何か?」「インバウンドが困っていることは何か?」「旅行者が困っていることは何か?」というラインからサービスを設計するのが王道だと思います。



話を戻します。

  

「解決したところでお金にならないけど、たくさんの人が困っていること(経済合理性限界曲線の外側にある課題)」って、結構あって、後輩達には、「自分のビジネスを安定させて、“そこ”を狙うか、“そこ”を狙って、最終的に自分のビジネスに繋げられるとイイよね」という話を時々しています。


 

そんな中、僕が注目しているのは『食品展示会』です。


卸業者さんが、自社の取扱商品を、取引業者さんを呼んで一挙に展示して、様々なジャンルの飲食業のオーナーや料理長、店主などが集まって商談したり契約したりするアレです。



卸業者さんは毎年何らかの形で『食品展示・商談会』なるものを開催し、認知を広げたり、新たな契約を獲得したりしてますが、それなりに苦労されているようです。



『食品展示・商談会』って面白くて、基本的には飲食関係者に招待状を送ったり配達の際に手渡ししたりして集客してるんですが、巡り巡って全然関係ない(居酒屋の店主の嫁の友達、みたいな)人が紛れ込んでて、契約なんてする気ない(出来ない)のに試食という試食を片っ端から楽しんで、お腹を満たして挙句の果てにお土産までもらって帰っていくというケースも少なくありません。

#さながらフードフェス



結果、開催(主催)した業者さんは赤字をぶっこいて次の展示会ではもっと小さい箱でこじんまりとした展示会にしたり、お土産をなくしたり、一期飛ばして大勝負(クリスマスシーズン前とか)まで展示会をお休みしたりします。



だけど、本当なら「年に4回くらいは最低でも開催して、新規を取り込みたい」と思っている。



これ、毎年やってくる(尽きることのない)『課題』なんです。



この課題を、そもそもターゲットである僕達『ホテル業』がレストランを貸し切って実演さながらの『展示会』をしたら面白いなぁと思っています。



『ホテルの朝食ビュッフェ』をターゲットとしている業者さんも多いので、そういった方に声をかけて、「実際に御社の商品をウチのホテルのビュッフェラインに並べてみませんか。 実際に並んでいる商品をみたらイメージも具体的にわきやすいですし、メリットデメリットも説明しやすい。 何なら商品と一緒に展示する機材(冷たい板とか温かいプレートとかのお洒落なヤツ)も紹介・提案できますよ。」みたいな感じで進めれば業者さんもホテルもwinwinっぽいです。



そして、プロの業者専用の催しにせずに、一般客にも告知する。



それこそ、『食事としてのランチビュッフェ』として打ち出すのではなく、『プロの為のフードフェス』みたいな感じで入場料だけもらってあとは一緒に楽しんでもらう。



そうして、『全然関係ない(スナックのママの友達、みたいな)人』はそっちで集客して、プロと一緒に回ってもらったら良さそうです。



材料費はメーカーさんからの持ち込みですし、人件費もレストランの使い方を教える『お手伝いさん』みたいな人が一人いれば、あとは業者さんが自分で売り込むでしょうし、実際にホテル側が支払うコストは『ちょっとの人件費』と『空間』と『機材』のみ。



『ハコ代』は主催側から頂くとしても、主催者さんは『大きなハコを抑える費用』を抑えれますし、機材や照明や客席も揃ってる。


そして何より、実際に営業しているホテルの朝食会場に商品をレイアウトして『提供例』を提示できる。



どちらかというと『業者さんの取り分』が多めに設計されているので、気に入って貰えれば(実績が残れば)、定期的に使っていただける。

(※つまり、ずっと集客し続けられる)



サービス(#展示会会場の提供)をフロントエンド(集客する商品)にして、エンターテイメント(#リゾートホテル)をバックエンド(売り上げを生む商品)にする……という二階建て構造で、ホテルとレストランを設計すると、なんかイイ感じになりそうです。

#最後が雑



プロがビュッフェ会場でふるまっている料理が、自分の会社のPB(プライベートブランド)商品だった時、また新たな価値が商品に上乗せされて、大きな感動が生まれると思います。



そんな狙いがうまくハマれば、なかなか楽しそうです!



皆さんも、『周りの困っている問題』と『自分(自社)が解決できそうな問題』の接点を探して、「それ! うちでしませんか!」みたいなビジネスチャンスを探しながら、フロントエンドとバックエンドに当てはめてみてください。



今日もありがとう!


じゃ


またね。


阿部


 


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