2023/07/28

『値上げ』と『賃上げ』

 

おはようございます!


お久しぶりの投稿で御座います(__)

#夏到来でホテルが繁忙に入りまして…

#忙しいぜ!

#でも嬉しい!!


さて、

今日は『値上げ』と『賃上げ』というテーマでお話させて頂きます。


「『値上げ』がめちゃくちゃ大事!」という事は、

もうどこの業界も商売をしている方なら共通認識として持っていると思いますが、改めて深堀していこうと思います。


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▼ 日本経済をもっと元気にする方法は?

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日本経済をもっと元気にする方法として、

『値上げ』と『賃上げ』が大きな課題(有効な手段)となっていますが、

そこに加えて『インバウンド』というキーワードも入ってくるかと思います。


『インバウンド』という大分類の表現ではなく、

もはや『関西のお客さん』『九州のお客さん』『欧米のお客さん』『アジアのお客さん』『北欧のお客さん』みたいな感じで、もう当たり前にマーケットに入り込んでいる存在ですよね。

#インバウンドにビビってる場合じゃねえ


その『インバウンド』を含めた3つのキーワード、

『インバウンド』『値上げ』『賃上げ』

上手くいっているところは、この3つを全部実施しています。


 

百貨店は今、最高売上・最高利益だそうです。


なぜかというと……


値上げをして、インバウンドを獲得しているから。


 

コンビニエンスストア大手3社の

セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンも、

過去最高売上・過去最高利益!


 


なぜかというと……


値上げをして、賃上げをして、インバウンドを獲得しているから。

#値上げが上手くいっているかは分かりませんが

 


 それくらい今は『値上げ』『賃上げ』『インバウンド』のこの3つ!


 

だけど、まだ学びが少ない中小企業の経営者の人や、社員さんが抵抗する傾向にあるみたいです。


 「値上げなんてしたら、お客様に怒られるのは私たちなんです!

 社長は社長室にいるかもしれないけれど、私たちが怒られるんです!」

みたいな感じで、、、

 

知識を正しく入れずに、感情先行でモノを考えちゃうと……まぁ、そうなりますよね。。


たぶん僕も勉強せずに、情報を正しく取りに行こうとしていなければ、変な自己満足でしかない『職人魂』みたいなものを掲げて「値上げなんてよくない!良いもの作っていればお客さんは分かってくれるはずだ!!」となんのロジックも無い主張を言い張っていたかもしれません。

#もうこの世には「良いもの」しかないのにね



日本の社員さんの給料はめちゃめちゃ低くて、管理職の給料に限っていえばタイに抜かれています。

#タイの人のほうが勉強しているから抜かれて当然なんですけど

#タイの社会人の勉強してる人率98%


日本人の社会人は勉強をしないからガンガン給料も抜かれていきます。


そりゃあ自然淘汰だとは思いますがやっぱり悔しいじゃないですか!


 

やっぱり給料は上がったほうがいいですよね♪


 

なので、『給料が上がることはどれくらい大事か』

について、少しくい込みます。

#くいこみます

#表現あってる?


 


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▼ お金を貯めこむ日本人

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実はいま、日本全体でみると景気回復してきています。


これはかなり多くの企業さんのアンケート調査結果なのですが、

今現在、国内の景気について『拡大している』と感じている企業と、

『緩やかに拡大している』と感じている企業の合計は78%です。


反対に『悪化』『緩やかに悪化』と感じている人は1.4%。


78%の人が拡大していると感じている様ですが、

実は過去最高は2018年9月の81%。


だからコロナ禍前の絶好調の時とほぼ同じくらい

『今は景気がいい』となっている。


この影響はもちろん、5月8日から新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが

5類感染症になったことは大きな要因だと思います。

また、

日本人がマスクを外し始めたのも大きいと言われています。


これはデータにしづらいのですが、ちゃんと調べている人もいて、

マスクを外してからやっと景気回復をしていたりするのも事実としてあるようです。

#マスク付ける→他人と距離を置き壁を作る→なんとなく孤立する→ファッションや外食にお金を使わなくなる→経済ダウン

#みたいなことかな


日本はコロナで死亡した人がものすごく少ない国だったにもかかわらず、

コロナの影響で経済のダメージが最も大きかった国でもあります。


その影響は『マスク』が結構大きかった。

#諸説ありますが


 そして、インバウンドを締め出したこと。

#これは大きい

 

それがやっとインバウンドの人が来れるようになって、

約3000万人の勢いで来日しています。


 そして、マスクもほとんどの人が外しています。

#地方の人はまだ付けている状況ですが


この景気が回復している最大の要因は……


▼ ▼ ▼ ▼ ▼

『個人消費が回復したこと』

『個人がお金を使うようになったから』


これはデータでも92%という数値が出ています。


 この理由のトップがなんと

『春季労使交渉の賃上げ率が3.58%』と、

めちゃくちゃ高かったこと。


 つまり『賃上げ』です。

給料が上がったんです。


 それが個人消費の回復につながっているということです。


 

でも、これはピンとこない人が多いかもしれません。


「いや、私の給料はそんなに上がっていませんよ」


という人が多いと思うので。


これは主に“大企業”のデータです。


 中小企業はまだ給料が上がっていないところもいっぱいあります。


 大企業のデータがほとんどではありますが、

大企業の人でも

「え?そんなに変わらないけど」

と思うかもしれませんが

……3.58%です。


3.58%って大したことない感じしますよね。


 日本人の平均年収は約423万円と言われているので、400万円と考えると

3.58%って12~13万円。

つまり、月1万円上がったくらい。

たった月1万円だと「給料が上がった!」って感じがしないかな……と、僕は思ったのですが、実際のデータとしては「買い物をしている」ということです。


つまり給料が上がると、社員さんが消費者なのでどんどんお金を使ってくれて、経済全体が動き始めるということ。


 そうすると何が起きるかというと、

値上げをしても大丈夫な状況が作れる。


 値上げをするとどうなるか……

利益率が変わる!

すると企業が潤います!


 するとすると、

また社員の給料を上げてあげられる、

というふうに

経済の循環が生まれる。


 

「経済循環だ!」と言って、それを否定する人はいませんが、

循環させている人は、本当に少ない国が日本。


 日本人の個人資産の総額は2000兆円を超えています。


『2000兆円』と言われてもいまいちピンと来ないと思うので、

どれくらいの金額かイメージをつけるためにいうと、


国家予算の世界三位は日本!


第三位:日本191兆円

第二位:中国285兆円

第一位:アメリカ370兆円


 んで、

日本の個人資産額は2000兆円、、、

#ピンと来ました?

#みんな結構貯金してる



もちろん『個人資産』には、『保険証券』や『不動産』なども入りますが、

とはいえ日本は、「個人資産の中で一番投資をしない国」なので、

現預金が1000兆円を超えているのです。


現預金の1000兆円を使ったら、国家予算の5倍。


だから、経済なんて一瞬で回復させられるんです、

理論的には。


 だけど、

とにかく日本の人は一生懸命貯めこむもんですから……


「お金は自分のものだ!」

となっているんです。


「誰にも渡さない!」

って。


でも、

お金というのは移動したときに、はじめて人を豊かにするんです♪


移動させていないときには、誰も豊かにしていないんです。


たった一人の誰かの安心感にはなるかもしれないけれども、

実質的には誰も豊かにしていません。


 可愛いお洋服を買ったら、『自分が幸せになってモテる』だけではなく、

アパレル店員さんとか、デザイナーさんとか、生地を作っている工場の人とか、

ファッション雑誌の人とかも、全部含めて回るんです♪


 【お金は移動させたときにだけ、人を豊かにさせる】


 このことを私たちが『個人レベル』で考える!


これは“個人”です。


もしこれを“政治”のせいにするのであれば、

税金コントロールです。


政府ができるのは税金のコントロール、

『仕組みを変えること』なので。


 今、仕組みは問題ありません。


税金は問題ないのです。


日本の税制は超優秀ですから。


「日本の税金は高い」と言っている人は本当に勉強不足なだけで、

非常にいいバランスで回っているわけです。


問題なのは個人です!


個人がお金を自分の懐に入れ込んで、運用しない。

「お金を稼ぐことは悪!」

とか

「お金を使っている人は下品!」

とか言う人は、減らしていきたい。


お金を使っている人がいるから経済は回り、

お金を稼いでいる人がいるから僕らに巡ってくる。

貧乏な人が、高い税金を払わずに、国のサービスを享受できる。


『私はお金を使っていませんアピール』をしているインフルエンサーや芸能人は

出来れば減ってほしいなあ、個人的には。

#ブランディングとかあるのかな


 みんなが上手にお金を使えるようになったらいいなぁ。。

使わなきゃ、使い方は身につかない。

僕も勉強(訓練)します!



今日もありがとう!!


じゃ


またね!!!



2023/07/14

『役割』の重要性と、『エンターテイメント』


おはようございます!!


さて。

堀江さんがよく「遊びしか残らない」「遊びが仕事になる」とおっしゃっていますが、まさにその通りで、個別差はありますが、物質的にも時間的にも世界は確実に豊かになってきていて、僕らは「飢饉」で死ぬことはありません。


『働き方改革』とやらで長時間労働が禁止されて(賛否両論ありますが)、一昔前なら長時間労働するしか生きる道がなかったのですが、そういえば、長時間労働を禁止しても生きていけるようになっています。


労働時間が減り、暇が増えると、「結局、僕らに必要だったのは『仕事』ではなく『役割』だった」ということが見えてきます。

役割を見い出せない人は、孤独を覚え、精神的にこじらせ、衰弱していきます。


あれだけ禁止されているというのに、公園の鳩にパンを与えているオジサンは、そこに自分なりの「役割」を見いだして、今日も健康でいれるわけですね。


テレビをつけたららコメンテーターさんが有名人の熱愛報道に対して、あれやこれやとコメントしていますが、そこに何の意味があるの?

「意味」なんてありません。まったくもって、無駄です。


そこにあるのは「役割」で、時間とお金をかけて強引に「役割」を作り出して、精神的な衰弱を防いでいる。

動物のようにシンプルに食べていく為に働いているわけではなくて、食べてはいけるんだけど、「役割」がないと精神的に死んでしまうから働いているのが僕らです。


どうやら時間を持て余すと、正しいことや、意味があることの価値は下がり、「熱狂できる無駄」の価値が上がり、人やお金はそこに流れるようです。


小学校の時に、スライムを作って、教室の天井に投げつけて、いつ剥がれ落ちてくるかドキドキしませんでしたか?


すみずみまで無駄な時間でしたが、僕らは熱狂し、スライムが張りついた教室の天井の視聴率が急激に上がりました。


今、世の中はその方向に進んでいて、「熱狂できる無駄」がプラットフォームになりつつあります。

それこそが、僕らが作らなきゃいけないものだと思います。


 

生きる上での食事という役割だけで考えたら、『様々な小鉢に盛りつけられた京イタリアンビュッフェ』をコンセプトにした「ホテル朝食」なんて、べつに無くてもいいわけじゃないですか?

それについても、日々あれこれ考えながらブラッシュアップを続けているわけですが、コンビニで簡単におにぎりやサンドイッチが買えるこの時代に、『高単価のホテルビュッフェ』なんて本当に必要がない。


ですが、僕らはそういった「必要のないもの」に数千万円をブチ込みます。

そこに「役割」があるからです。

「熱狂できる無駄」を開発する人がいて、

それを形にする人がいて、

それを評論する人がいて、

それを受けとる人がいて、

それらの価値を膨らませる人がいて、

それぞれ、まるで無駄な作業に使命感を覚えて生きていくのが現代で、『アートの時代』ですね。


必要最低限、生き物として生きていく為の食料や寝床は最悪どうにかなります。

僕らは「役割」をデザインしなくちゃいけなくて、つまるところ、ここから力を持つのは『エンターテイメント』です。

エンターテイメントの価値はこれからグイグイ上がるので、エンターテイメントに賭けた方がいい。


食事にも、宿泊にも、移動にも、あらゆるサービス提供者は「この分野にエンタメ要素をもっと盛り込むにはどうしたらいいかしら。」を常に意識していかないと、コモディティ化した現代の商品に埋もれちゃって差別化を図れない(その商品を選ぶ要素を示せない)時代に突入(#というか真っただ中)しているので、ここは強めに意識した方が良さそうです。



今日もありがとう!!


じゃ


またね!


阿部



2023/07/13

「『正しいサービス』よりも『惚れるサービス』」

 おはようございます☀!


さて、

今日は、『正しいサービス』よりも『惚れるサービス』というテーマでお話させて頂きます。


ビジネス(商売)に於いて、「自分の商品を高く買ってもらうことが大切」ということ、そして「その為には、どんな技術を持っておかなければいけないのか?」「その為には、どんな環境に身をおかなければいけないのか?」ということが重要になってきますが、

今回はその延長上にある、

「『正しいサービス』よりも『惚れるサービス』」というテーマで御座います。


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▼ 宿泊費が上がれば上がるほど、

『機能』が値段に見合わなくなる
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今、僕の務めるホテルでは、価格帯をもうちょい上げよう(ハイブランドマーケットの中でも、今よりもうちょっと上に行こう)となってまして、

…となると、相手は「高価格帯のホテルに泊まれる人」になってくるわけです。

 

それもあって、「宿泊にお金をかける人(かけられる人)の気持ちを分からなきゃダメだ」と思って、この1〜2年、「安いホテル」と、そして「高いホテル」を意識的に泊まり歩いてみたんです。

 

そうすると、「宿泊費が上がれば上がるほど、『機能』が値段に見合わなくなる」ということが分かってきました。

 

グラフで見ると、「値段」と「機能」の関係は最初は順調に右肩上がりになるのですが、途中から、「値段は上がり続けるけども、機能は“ほぼ”横ばい」という状態になる。

 

でも、これ何となくイメージできますよね?

 

一泊4000円の宿と、一泊9000円の宿は「機能」がまるで違う。

 

4000円の宿には、部屋に風呂・トイレがなかったりするけど、9000円の宿にはバッチリとついている。

 

これが一泊1万5000円となると、ベッドはフカフカになってきて、一泊3万円ともなると、アメニティーが充実して、風呂もガッツリとした湯船があったりする。

 

このあたりまでは「値段」と「機能」は比例関係にあるわけですが、1泊10万円の宿と、1泊15万円の宿の「機能」の差って、ちょっとよく分からないんです。

 

安い時は「5000円」で、とんでもない差があったのに、高くなってくると「5万円」でも差が分からなくなる。

 

 

「何もない」が価値になることもある

 

世の中には一泊20万円の宿や、一泊30万円の宿などがあるわけですが、もうこのへんになってくると売っているものが「機能」じゃないんですね。

 

むしろ「何もない」が価値になってきたりする。

 

分かりやすいのが、少しイイところの宿にあるのが「部屋にテレビが無い」です。

 

旅に「機能」を求めていない人からすると(ホテルを別荘のように捉えている人からすると)、「テレビ」というのはノイズでしかないので、まずは「テレビという機能」を取り外したりします。

 

あるいは扉で隠せるようにしている。

 

このへん面白いですよね。

 

「なんで部屋にテレビが無いんだよ!」と不満を持つ層もいる(というか、そっちが大半な)わけで。

 

それこそ「使わない時はホテルとしても貸し出すことができる別荘」を打ち出しているNOT A HOTELが建てられている場所って、ことごとく、周辺に何も無い場所ばかり。

 

「駅近」とか、「アミューズメントパークまで徒歩3分」とかじゃないんです。

 

「機能性」のようなものはまるで無いんですけども、そこに高値がついている。

 

 

「人はどうすれば恋に落ちるのか?」ということ学ばなければいけない

 

「じゃあ、何もなければ、高値で売れるのか?」というと、そうではなくて、そういうものを買う(借りる)人って、まず「気」とかを凄く重要視していて、そして、やっぱり最後は「人」なんですね。

 

僕も年に1〜2度利用させていただいている少しイイところの宿があるんですけども、その宿の支配人さん、あるいは、従業員さんって、「距離感」とかが抜群で、結局、「久しぶりにあの人(支配人さん、従業員さん)に会いに行こう」が動機となって、また、そのホテルに“帰って”行くんです。

 

その時、そのホテルの隣に、同じ機能を持ったホテルBがあったとして、そのホテルBが5000円安かったとしても、僕はホテルBを選ばないんですね。

 

というのも、わざわざ時間をかけて、そのホテルがある地域まで行くわけじゃないですか?

 

長野の山奥なのか、沖縄の離島なのか、はたまたメキシコ・カンクンの外れの地なのか。

 

そこまで行くのって大変なコストで、わざわざそこまで行ってしまった僕らは、「5000円をケチって、あの人に会えない」を選ばないんですね。

 

そう考えると、「正しいサービス(機能性が高いサービス)」はほどほどに、「惚れるサービス」を提供した方がよくて、サービス提供者が科学しなきゃいけないのは、「人はどうすれば恋に落ちるか?」という部分だと思います。


人のココロの動線を正しく理解しないと(理解しようとしないと)、『高い金額』を払ってもらう事は出来ないし、結局いつだって「富裕層は(自分のターゲット層は)『何』にお金を払っているのか」を細かく分析し続ける事が、自分の商品に正しく価値をつけるために必要なスキル(というか概念?)なんだなと、改めてキュッと自身を引き締めた次第であります。



一言で言うなら、「人を想う」に尽きるなあと。

#愛やで



今日もありがとう!!


じゃ


またね!


阿部


 

2023/07/12

『ファン創造』~顧客のファン化~


 おはようございます!


さて、

今日は『ファン創造』というテーマでお話させて頂きます。


━━━━━━━━━━━━━━▼ 『お客さん』を二つに分けると…
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ここでは「お客さん」を「顧客」と「ファン」に分けて、「顧客=商品を買ってくれる人」「ファン=サービス提供者を応援してくれる人」という定義で進めさせて頂きます。

 

もう少し解像度を上げると「顧客=商品の機能を目的として商品を買ってくれる人」「ファン=サービス提供者を応援する為に商品を買ってくれる人」といったところ。

 

お客さんごとに“商品を買う動機”が違うので、ここをキチンと区別しておかないと、的外れのアプローチ(ファンに「機能」を宣伝するような)が量産されちゃうので、「お客さん」を「顧客」と「ファン」に分けるプロセスはメチャクチャ重要です。

 

その上で、「ファンを作らなきゃいけない」という話です。

 

「顧客のファン化が重要だ」という。

 

理由は、商品を高く買ってくれるのは「顧客」ではなくて「ファン」だからです。

 

僕も大好きなクラフトビール「よなよなエール」を手掛ける(株)ヤッホーブルーイングさんを始め、「顧客のファン化」は近年多くの企業が「ファンマーケティング」という名の下、チャレンジしてます。

 

新規顧客の獲得は既存顧客の5倍のコストがかかるという「1:5の法則」というのがあって、とにもかくにも「新規顧客の獲得」というのは高くつくんですね。

 

ならば「既存顧客にファンになってもらうことにコストをかけた方がいいじゃん」と企業は考えるわけです。

 

あと、朝っぱらから「法則の話」だらけで嫌ですが、「2:8の法則(パレートの法則)」というのもあって、これは「2割の顧客が売上の8割をあげている」というものですね。

 

2割の顧客というのは「たくさん買ってくれる人」あるいは「高く買ってくれる人」のこと。

 

多くの場合、これは「ファン」と呼ばれる人達のことですね。

 

 

それでは、

どうやって顧客をファンにするのか?

 

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▼ 「どうやって顧客をファンにするのか」
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「どうやって顧客をファンにするのか?」という部分ですね。

 

いろんな人が、いろんなことを言いますが、やっぱり一番大事なのは「情報の共有」です。

 

自分達の目的地を共有して、自分達の現在地を共有する。

 

現在地から目的地までの距離が「応援シロ」で、まずはここ(不足分)を明らかにしないと、応援する側も、どう応援したらいいか分からない。

 

ちょっと具体的な話をすると、僕、20年くらいの料理人人生で何か所かお店を回ってきた中で思ったのは、とにかく職人さんって完成まで隠そうとするんです。

 

「プロなんだから完璧なものしか見せたくない」という。

 

あるいは「不完全なものを見せて、それで誤った評価を受けるのは嫌」というのもある。

 

その気持ちは痛いほど分かるんです。

 

それこそ、『仕込み中』の状態でも、プロに見せたら、そこからの作業を想像してくれるので、「これは良い皿になる」といった反応を貰えたりするんですが、お客さんに見せても、あまり想像してもらえないので「これ、美味いの?」となったりする。

 

それは作り手としては不本意なんですけども、ただ、ファンは応援したいんです。

 

制作過程を何も知らされず、ある日突然、完成品をドンと見せられて…いや、それはそれで素晴らしいし、「素敵な作品を見せてくださってありがとうございます」なんですけども、ただ、そこには、お客さんが参加できる隙間が一つもないんです。

 

お客さん目線で言うと「僕がいなくても、この料理(作品)は存在した」です。

 

ファン作りで最も大切なのは、「作品」「商品」「サービス」あるいは「会社」を、「ファンとの共同創作物にする」あるいは「ファンと共同親権を持つ」ということで、くれぐれも「発信者」と「受信者」に分けることじゃないんですね。

 

向かい合って座るんじゃなくて、隣に座ることが重要なんです。

 

それもこれも、制作のプロセスをお客さんと共有しないことには始まらないんだけど、多分、記事を読まれている方の職場には「完成品を見せてナンボ」という方がいらっしゃると思うんです。

 

まずは、ここを口説いていかないと、ここから「完成品を見せてナンボ」はAIの競合になってしまうので、かなり分が悪くなってくると思います。

 

 

顧客をいかにファンにするか?



この重要課題(必須科目)を後回しにすればするほど、ビジネスとしての死亡率は上がっていく一方なので、しっかりがっつり取り組んでいきましょう!!


今日もありがとう!!


じゃ


またね!!


阿部

 

2023/07/11

『チームメンバーのモチベーションを上げる方法』

おはようございます! 


さて。

今日は『チームメンバーのモチベーションを上げる方法』というテーマでお話ししたいと思います。

今日からでも実践できるすごく簡単なことですが、ほとんどの人(チーム)がやっていない、とっても大切なことです。

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▼ 多くの労働者が知らないこと
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「労働者の視点」と「経営者の視点」の違いについてざっくり、、、


労働者にとっての「お金を稼ぐ」は、「働いてお金を貰う」であり、

経営者にとっての「お金を稼ぐ」は、「働いてお金を作る」である。

もっと言うと、経営者が働いてお金を作らないと、労働者は働いてもお金を貰えません。


すっごーーーくシンプルな話ですが、日本人はお金の勉強をストイックにサボってきたので、ご自身でツイッターやブログを駆使して勉強されているような皆さんが思っている以上に、世間(日本)ではここの理解が進んでいません。 


テレビで「お金の作り方」の話をしようものなら、一部の労働者から「詐欺だー!」という声が上がります。

皆さんも、見てきたと思います。

#ガンバレ日本


「働けばお金は貰える」と思っている人がいて、もちろん会社は、その約束で労働者を雇っているので、その考えは間違いではないのですが、ただ、そこで思考停止していて、「自分が貰うお金がどうやって生まれた(作られた)のか?」を考える人はあまりいません。


「8時間働きましたので、8時間分の給料をください。はい、さようなら」という人が少なくない。


間違ってはいないのですが、「労働者が、自分が貰うお金がどうやって生まれているかを知らない…という状態は、チームにとってプラスなのか?」というのが今日のお話です。


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▼ チームリーダーは、

チームの利益を取りにいけ
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企業の社長や経営者は、自分のこと(自分が頑張ったこと)なので、言葉にするのが本当にツラいと思うのですが、「社長が作ったお金が自分たちの給料になっている」ということを知っているスタッフと、そのことを知らずに「稼働したからその分給料が貰えるんでしょ?」と思っているスタッフとでは、どちらの方がモチベーションが高くなるか、どちらの方がチームが一つになるのか?をリーダーはシビアに判断すべきで、

二番手(や、各チームのリーダー)に対して、

「私(社長や経営者)が裏で頑張っていることを、もっと部下に伝えなきゃダメだよ」

という、アドバイス史上、もっともダサいアドバイスをトップにさせちゃダメなんですね。

#死にたくなる



でも、リアルな話…

まず「本人にそんなことを言わせちゃダメ」というのは勿論のこと、「どうすればチームの利益が最大化するのか?」を考え、行動するのが、チームリーダーの仕事で、「皆さんのお給料は、会社が全て用意しておりますので、御安心ください」では、ありません。


職人(プロのサービスパーソンや料理人、美容師など)はプライドの生き物なので、「そっか。○○さん(社長さんとか)が時間外で、自分達の為に動いてくれているのなら、自分も何かできることをやろう」と考えます。


チームとしてはそこを引き出した方が確実にプラスですし、

チームをこの状態に持っていくのがチームリーダーの役目だと思います。



一般的な社会に今の話を落としこむのであれば、結論、経営者(か経営者の側近)は労働者に対して、「働いたら貰えるお金がどこから生まれているのか? 誰が犠牲になっているのか?」や、「このチームが今、何故このような打ち手を選べているのか? その裏で誰が頑張ってくれているのか?」をキチンと説明し、共有した方がいいと思います。


要するに、チームの利益(モチベーション)の為に「お金の流れ」を全員に共有する。


「あの人が頑張ってくれたおかげなんだよ」と説明することで、時に自分の手柄が減ってしまうことがありますが(※「オメーは何してんだよ」と突っ込まれる)、そんなケチ臭いものはとっとと捨ててしまって、チームの利益を最大化する為に生きた方がいいと思います。


僕も頑張ります!!


今日もありがとう!


じゃ


またね!!


阿部


「それは『仕事』とは呼ばない。」

  おはようございます! さて、 今日は「仕事とモチベーションは切り離せ」という話の延長戦のような話をさせて頂きます。   先日、「モチベーションはどこから湧いてくるんですか?」とか「モチベーションの維持はどうやっているんですか?」と言ってくる学生へのアンサーとして、「プロの仕事...