おはようございます。
さて。
今日は「仕組み」と「やる気」というテーマでお話しさせていただきたいと思います。
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▼ 『仕組み』と『やる気』はどっちが大事?
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先ず、『仕組み』と『やる気』はそもそもレイヤー(層)が違います。
「仕組みとやる気、どっちが大事ですか?」という考え方でいくと、
その時の構図は、
仕組み やる気
みたいな感じで横並びに考えていると思うんですが、
僕の考え方は、
仕組み → 乗っかってる
やる気 → 土台
と、上下の考え方です。
『やる気』が土台として下にしっかりあって、その上に『仕組み』が乗っかっている。
簡単な例をあげると、
やる気がばっちりあるチームが仕組みを導入すると、『生産性』が上がりますが、
まったくやる気のない集団が、仕組みを導入すると、ろくなことにはなりません。
なんなら、仕組みが良いほどそこに胡坐をかいて努力義務を怠る、なんてこともあり得ます。
それが『仕組み』だと思っていて、『仕組み』は、『問題解決のソリューション』ではない、と考えています。
しっかりと土台がある上で、更に生産性を高めるという『ブラッシュアップツール』が『仕組み』だと僕は思っています。
#傾向としてはですよ
もちろん、『仕組み』ってものすごく生産性を高められるし、『仕組み』って『説明責任』が果たしやすい、そして何より『再現性』が高い(コピペしやすい)ので、ナショナルチェーンとか、店舗数を増やすとかって時には非常に有効なので、パワフルで価値があります。
例えば、皆さんもいろんなチェーン展開されているお店に行かれたことあると思いますが、同じブランドのお店でも『スタッフさんみんな笑顔で積極的に接客してくれるし、いい店だなぁ』ってお店と、『…もう来ないかな』ってお店あるじゃないですか。
でも、『仕組み』は一緒です。
勝手に独自のマニュアル作っちゃったらフランチャイズだったらクビになっちゃいますしね。
でも、実際の『モチベーション』だったり、『売り上げの伸び』だったりとか、『利益』だったりとか、『笑顔の量』は全店違います。
この違いは『仕組み』ではなく、『やる気』側。
『気持ち』ですね。
だから、中間管理職の仕事って、最も重要なのは、「『仕組み』をマネジメントする事」じゃないと思っています。
「『気持ち』をマネジメントする事」
これが、中間管理職の仕事だと思っています。
ところが、ちょっとネガティブな言い方になるかもですが、『仕組み』が優秀すぎると、「心のマネジメント」を怠る、もしくは忘れてしまう。
それでも、給料が貰えてしまうから、動こうとしない。
「マニュアルのチェックリスト」に仕事させて、そしてそれでも「ある程度」はお店が回っちゃうもんだからタチが悪い。(#口が悪いぞ!)
しかし、人材育成の観点で見ると、危険なことだなあと思っていて、
ちょっと嫌な言い方になりますが、会社の『仕組み』(マニュアル)だけで成果を出して、スーパーバイザーなどになられた方は、ある程度自信(コンサルティング能力)があるので、コンサル業として起業されたりするんですが、「全く回らない」という事も少なくありません。
『仕組み』は知っているし、アニュアルも持っているのに、運用できない。
『仕組み』って、『気持ち』とのマッチングがないと、うまく機能しないんですね。
『優秀なマニュアル』のせいで、「『気持ち』をマネジメントする事」を疎かにしてしまう。
「『仕組み』がマネジメントしている」のに、
「自分がマネジメントしている」と勘違いしてしまう。
それである程度回っちゃうので、タチが悪い。(#また口が悪い!)
それくらい『仕組み』というのは、パワフルだということです.
だけど、本当の『仕組み』というのは、「心をマネジメントする人」がいてはじめて、効果が最大化されると思うんです。
『仕組み』で回っている会社や事業は、人事異動があるとお店の評価も、売り上げも、利益も、笑顔の量も変わってしまいます。
同じ『仕組み』を導入して運用しても、人が変わってしまうと、その『仕組み』のクオリティ、成果が変わる。
だから、レイヤー(層)が違う。
やっぱり『やる気』、「心のマネジメント」が土台となって、その上に『仕組み』を乗せる事で、初めて『仕組み』が人を幸せにしていくんだと思います。
というのが、僕の考えです(笑)。
今日もありがとう!
じゃ
またね。
阿部
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