おはようございます。
さて。
今日は「意識の可能性」というテーマでお話しさせて頂きたいと思います。
特に何か結論があるわけじゃありませんが、「仕事に於いて、なんとなく今、こういう価値観になってきてるよね」という話をしたいと思います。
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▼ 『意識』をすると、生産性が上がる━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『意識』と聞くと、なんだかざっくりしていて、ふわっとしていて、なんとなく体育会系なイメージがありますよね。
#ありません?
会社や人によっては苦手な方もいると思います。
「意識とか言ってんじゃねえ! ファクト(事実)を言え!」
「何をどうするのか具体的に言ってみろ!」とかってね。
確かに、その場をしのぐ為に、便利な言葉として『意識』って単語を使う人(場合)もあると思っていて、その場合は、「んで? 具体的にどうすんの?」ってなると思うんですが、今回はその「便利な言葉としての『意識』」じゃなくて、もっと本質的な話をしたいと思います。
先ず、2020年くらいから特に『意識』の価値が上がってきていると思っていて、それには二つ理由があります。
先ずは、『意識』って実は、効果的なんです。
なので、「意識とか言ってんじゃねえ!」と指導をする上司たちは、『意識』の効果を知らない方々です。
ですが、結論は『意識』は、効果的で、生産性が高くて、成果に直接結びつきます。
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▼ いきなりですが、筋肉のお話
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スポーツや『身体』に関するお仕事をしている方にとっては常識ですが、筋トレをするとき、鍛えたい部位の筋肉を『意識』してトレーニングするか、『意識』せずにトレーニングするかで、筋肉の付くスピード(成果)は三倍違うと言われています。
もちろん『意識』した方が、しなかった場合よりも三倍の成果が得られる。
やっている時間、努力、内容は同じでも、『意識』の有無でスピードは三倍。
それが、身体に於ける『意識』の効能です。
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▼ 次は、心のお話
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考えながらマネジメントをしたり、考えながらビジネス(店舗運営)をしている、いわば管理職の方々は、『意識』することで、筋肉よりも早いスピードで成長できる可能性があるという事です。
肉体が一番変化が遅く、(きっかけさえあれば)考え方の方が瞬時に変える事が出来ます。
嫌なこと言われたら一瞬で「イラッ!」となりますし、嬉しい出来事があったら瞬時に「ウキウキ」出来ます。
言ってみれば、人間は『心』と『身体』で出来ていますが、圧倒的な違いの一つに「変化のスピード」があります。
『感情や考え方』と『肉体』は、断然前者の方が変化が早い傾向にありますよね。
それなのに、『意識』しただけで筋肉の付くスピードですら三倍早くなる。
ってことは、考え方を『意識』したときの変化のスピードは、三倍どころじゃない可能性が高いってことです。
社内研修や、自己啓発、読書なんかもそうですが、『意識』するか、なんとなくやるか、同じことを、同じ努力をしても、同じ内容でも、「変化のスピードが劇的に違う」
これが、『意識』が重要であることの一つ目の理由です。
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▼ 働き方改革
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行政も、企業も、個人も「働き方改革」と言い始めてもう数年経ちますが(#2019年4月施行)、結局今に至るまで「んで。何なん?」が続いている状況ですが、これは物質的な変化ではなく、心・感情側の変化だと思ています。
2020年頃から少しづつ『心・感情の時代』だと言われ始めました。
#ちょっと怪しくなってきた
ちゃんと説明しますね。
ちょっと前までは物質的なもの、企業で言うところの『給料(お金)』が価値観として一番上にありました、『お金の時代』ですね。
『大人』は休みなんか誰も取ってなくて、朝から晩まで働いてブラック企業なんて言葉も無い時代。
でも、身体壊して辞める社員は、女性にはそこそこいましたが、男性にはほぼいなかった。
#ほぼですよ
今、企業が社員にそんな働き方させたら労基からめちゃくちゃ怒られます。
#たまにそういう時あるかもしれないけど
でも、一昔前と比べたら比較的休めている。
だけど、どんどん辞めていく人がいます。
何故か。
そこには『メンタル』が大きく関わっている。
『メンタル』の強い、弱いの議論ではなく、価値観が違う。
休みがなくても働けた時代の価値観は、『お金』だったから。
その企業についていけば、毎年毎年年次昇給で『給料(お金)』が上がったからです。
しかもその時代は『お金の時代』の世代なので、「金さえくれればいくらでも働ける」というメンタリティー(価値観のど真ん中)ですから、言ってしまえば「需要と供給が合っていた」訳です。
しかし今の10代、20代の子達は、あまりお金いらないんです。
いや、無いよりあった方がいいんですよ。
でも、その程度です。
「お金の為だったら休みなしで働きます!」って新入社員なんて、もういないんですね。
新入社員が気にしているのは、『給与』じゃないんです。
『ライフ』です。
「この会社に入ったらどんな『ライフ』(生活)が出来るか」に一番興味があります。
そういう『時代』なんです。
「社会のレベルが上がった」とも言えます。
僕もその時代を生きた人間では無いので想像ですが、戦後間もない頃(70年くらい前)の日本って、焼け野原だった訳ですよね。
その時代は当たり前に子供が飢え死にしてた時代です。
#想像できませんよね
#僕もできないです
理屈だけで考えたら、自分の子供が飢え死にするって状況で「休み欲しいっす」って言うか。
言わないですよね。
「待遇が…」とか、「上司が…」とか言ってる場合じゃない。
何なら、お客さん騙してでも売る。
そういう時代は、『お金の時代』だったってことです。
そこから時代が進んで30年後ぐらいでも、まだ日本は貧しくて、日本が「戦争に負けたプライドを、『高度成長』、『経済』によって取り戻そう!」という時代だったので、まだまだ『お金の時代』の世代が、「とにかく経済をでっかくするんだ!」って言っていました。
そしてその時代、一生懸命日本を立て直そうと尽力した方々が、現代でも語り継がれています。
#マクドナルド創業者 藤田田さん (1971年創業)
「日本人にとにかく肉を食わせる。そして、アメリカ人と同じ身体のサイズにするのだ!」
#松下電器創業者 松下幸之助さん (1932年創業)
「水道の水のように低価格で良質なものを大量供給することにより、物価を低廉にし消費者の手に容易に行き渡るようにしよう!」
#まだまだたくさんいらっしゃるけどね
でも、今同じような事を言ったら、たぶんマスコミとかにめちゃくちゃたたかれると思います。
時代が変わったからです。
多様性と個人の尊重が叫ばれる昨今では、日本人とアメリカ人を比較すること自体がタブーですし、全ての商品・製品がコモディティー化した現代では安売り競争は悪手で、『高単価・高付加価値』競争が繰り広げられています。
あくまで善悪、良し悪しの話ではなく、「そういう時代だったから、そういう手を打った」という話で、現に今のマクドナルドは「お客様に豊かな食体験を提供しよう」と謳っています。
「ハンバーガーを食べさせるんじゃない。子供たちが笑顔で楽しい食事をする、お父さんお母さんはその子ども達の笑顔を見て、『今日もマックに来て良かったな』と心で感じる。そんな空間を提供しよう。」と。
同じマクドナルド、同じハンバーガービジネスでも、もう変わっていってるってことです。
皆さんのビジネスもきっとそう。
「働く人の一番大切にしている価値が、もう移行している」からですよね。
『物』から『意識』へ価値が移った。
どういう『意識』で働いているかが、「やりがい」だったり、「やってらんねぇ…」に繋がるという事です。
『ファクト』(給料とか勤務時間とか)ではなく、『心の報酬』の方が比重が重くなっている。
なので、行政には少し難しい問題だと思います。
行政は『ファクト』しか言えないので。
#残業減らしなさい、とか
#休みの日数を増やしなさい、とか
このままいくと変にヒートアップして「働き方改革とは!」みたいな演説が始まりそうなので、話を戻します。
#明日にでもしてみます
とにかく、僕たちの考える『報酬』が少しづつ変わってきているから、僕らもチャンネルを少しずつ修正していかないとねっという、お話でした。
明日は『働き方改革』について、僕の個人的な考えをつらつら話せたらと思っております。
今日もありがとう!
じゃ
またね。
阿部
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