おはようございます。
←#昔好きで集めてたキレネンコ
さて。
今日は『器を提供して客単価を上げる』というテーマでお話ししたいと思います。
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▼ 侮れない「買い物カゴ効果」
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人は空間があると埋めたくなる生き物だそうで、空間を埋めると満足する生き物だそうです。
2分で結論が出てしまっているのに、なかなか解散しようとしない会議などがまさに。
会議の時間を「1時間」押さえていたら、なんとなく1時間やっちゃうのが僕らです。
あと、大きい鞄を買うと、荷物が増えるのも。
#ありますよね
これが顕著に出るのは「お買い物シーン」です。
買い物カゴを持った時と、買い物カゴを持たない時とでは、購入点数(客単価)が変わってくるんですね。
買い物カゴを持っていれば、そこに商品を入れて(空間を埋めて)いきますが、
買い物カゴを持っていなければ、両手で持ち切れる数以上は買いません。
世界最大のスーパーマーケットチェーン「ウォルマート」ではショッピングカートを持った人は持たない人の【4倍】購入するというデーターがあるそうです。
そして、買い物カゴを持った場合は75%のお客が実際に購入するが、
持たない場合は35%程度の人しか買わないのだそう。
つまり、店の売上をあげようと思った時に、お店側が最初にやらなくちゃいけないことは、「買い物カゴを持ってもらうこと」です。
そう考えると、「持ちたくなるような買い物カゴ」の方がいいし、「手にとりやすい場所」に買い物カゴを置いた方がいい。
ときどき、ショッピングモールとかで、『子供が乗れるショッピングカート(小型の車みたいなやつ)』を見ません?
あれ、めちゃくちゃ理にかなっているんです。
店に来た子供に「あれに、乗りたい!」と思わせたら勝ちなんです。
お客さん(お父さん&お母さん)の購入点数が増えるので。
♯ここテストに出ますよ
このことを踏まえて、自分達の商品をどう売っていくか?を考えた方がいい。
うまく回っていない店は、「買い物カゴのデザイン」と「買い物カゴを置く場所」を設計しきっていません。
ここは徹底的にやりましょう😁
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▼ 『ホテル運営』の例
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ホテルで物販しているところはまさに転用できると思っていて、チェックイン時やチェックアウト時のカウンター、売店があるなら売店でも、なるべくご購入いただくことも考えるのであれば……何よりも先にグッズとして【紙袋】を作った方がいいと思います。
皆が欲しくなるような【紙袋】です。
その【紙袋】を売り場の一番手前に配置して、その中に商品を入れていただく形の流れをデザインすると、グッズの売り上げが上がると思います。
建物やレイアウトの構造上、繁忙期でお客様をお待たせする事が予想される場合、受付待ちの列を狙って、「売り子」のような形で、先に【紙袋】だけを販売してもいいのかもしれません。
もしくは!
アメニティバッグを使い捨てみたいなのじゃなく、ちょっとコストかけてマイバッグ使いが出来るトートバックにして、そのバッグをお持ちの方は定価から5%オフとかにすれば、そこで「買い物カゴ効果」を狙えます。
「これをすれば必ず売り上げが上がる!」というモノではありませんが、テストして検証する余地はあるので、物販店舗は一度やってみるのをお勧めします。
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▼ まとめ
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テーブルの上に空きスペースがないと追加注文する気になれないので、やっぱり飲食店は(客単価を上げる為にも!)空いたお皿はお下げしなくてはいけません。
#あとそもそものテーブルのサイズ設計
日々、いろんなサービスを見させていただいていますが、多くのサービスで意外と抜けているのが、この「買い物カゴ効果」のデザインで、あたり前の話っちゃあ当たり前の話なのですが、【器】の容量以上のモノは入れられないので、今一度、ご自身のサービスの【器】について考えてみてください。
今日もありがとう!
じゃ
またね
阿部
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