2023/04/06

スタッフを巻き込む為の『I We Now理論』

 おはようございます!


さて、

今日は、「後から伸びる2つの戦略」というテーマでお話させて頂きます。


オバマ元大統領も使った「I We Now」戦略と

『映画 鬼滅の刃』も使っていた「途中乗車のしやすい設計」があるよ、

といった内容です。



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▼人気の伸び方には3つの型がある
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映画は競争ではないですが、人気の伸び方には『逃げ』『先行』『追い込み』と、競馬と似た三種類があります。


「逃げ」

最初めちゃめちゃスタートダッシュして、途中でスタミナ切れして失速するんだけど逃げ切る。


「先行」

最初から先行リードをとって、コンスタントにトップ群をとり続け、そのまま勝ちきる。


「追い込み」

最初は後発から始まるが、どんどん勢いをつけていって最後抜ききる。


大きく分けてこの3種類。

で、競争において大事なことは、自分の脚質を知って活かしきることです。

#皆さんの脚質は何ですか?


今日はこの中から、「追い込み」を作る戦略を二つ解説していきたいと思います。


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▼I We Now理論
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日本では、「I We Now理論」とか「Me We now理論」とか言われていますが、元々はオバマ前大統領の選挙の参謀だったマーシャルガンツさんという社会学者の方が作ったコミュニケーション戦略です。



一部の話ではオバマ前大統領が言った「Yes,we can」という言葉も、このマーシャルさんの理論から来てるんじゃないかというくらい、一人の行動が、みんなを巻き込んで社会ムーブメントとして世界を動かす。

その裏側には「I We Now」ていう言葉があるっていうことなんですね。


つまり、人間っていうのは元々、何か行動するってなったときに新しい行動するのはハードルがあります。


そうすると、単純に左脳で考える、理性的なことということだけではなく、右脳的な頭でなく、ハートで訴えかけるもの。この両方があってはじめて人が動きます。


そうなったときに、人ってどうしても左脳的な戦略として、いかにロジックを作って分析をしてこれをやるべきなんだという話をするだけじゃなくて、

ハートに訴えかけるためには、なんでそれをするの?そこに愛はあるの?そこに情熱はあるの?そしてそこにみんなが一緒に動きたくなるようなモチベーションってあるの?っていう、

頭とハートの両方に訴えかけるから人が動くんですよね。


この人を動かすもの、ハートに効くものが『narrative』です。



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▼応援したくなる『narrative』とは
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『narrative』とは延々に続く物語です。


これは、『NG理論』みたいな言い方もしますが、何かを一緒に冒険したくなるものって、その人が何か途方もないチャレンジをしていて、全く今と違う結果をもたらすということをしているときにいろんなトラブルがあう。


いろんなトラブルにあって、上ったり下りたりするっていうことを冒険として一緒に共有していると、人間というのはつい応援したくなるんだよ、というのが『narrative』だよ。

ということなんです。



自分の『narrative』をどう周りを巻き込んでやっていくかというのが最初に書いた「I We Now理論」です。


物語というのは、他人事だと前に動かなくて、何らかの方法で自分事化しくことが物語の中では大事で、そのために感情移入できる物語が必要なんですよね。


そういう意味で、


❶ I:なんで僕はこのことをやろうとしているのか。

❷ We:その物語があなたたち、私たちにとって大事な物語なんですよ。一緒にこの価値観の中で動いていきましょう。

❸ Now:いつ動くの?今でしょ!


という形で、私の物語から始まって、私たちの物語になり、今動かなきゃいけない物語何です。

という3つはセットになると人は動く。


実は『TED』の感動的なトークは、実はこの構成になっているものが多いし、オバマ前大統領のトークもほとんどこれで、最後の締めくくりが「Yes,we can」なんです。




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▼『Win Win Wiiin』で考えていくと
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自分の物語を開示することが大切で、


〇なぜこれをやるのか

〇自分の生い立ち

〇自分の苦労したこと

〇自分が負けたこと、弱いこと


を一緒に開示することで、だからこそ自分の弱いところ。自分が苦労したところがあるから自分はこんな世界に行きたいんだ!というものに共感するんです。


この物語は、日本の芸能人で言うと、中田敦彦さん、宮迫博之さん、西野亮廣さんとかがあてはまって、それぞれが到達したい夢をあるけど、3人ともそれぞれの理由で日本国民から袋叩きにあった訳ですね。


その上で、実はこの物語って、自分のものではなくて、同じWHYや同じ世界につながってませんか。

つまり、夢を持っていたんだけど周りからそんなのいらないよって叩かれてその中で、世界の隅っこにやられるんだけど、隅っこに入ったがゆえに、新しいものを作ってみんなに提供していくんだっていう物語に繋がっていくんですね。


YouTube『Win Win Wiiin』の構造の中で私の物語から私たちの物語へ繋がっていく人が増えていく訳です。


https://www.nakataatsuhiko.com/win3



それがさらに、今の時代ではコロナ禍ということで何か夢を挫折せざるをえないようなことに追い込まれている状況だったり、Youtubeの台頭ということでテレビというメディアからYoutubeというメディアに転換したり、スマホというもので繋がっていけることによって色んな新しいことができる。


このような時代の苦行だったり、テクノロジーの変化などが重なることで「私」という物語が、「みんな」の物語として、自分事化できるし、今僕たちが動かなきゃいけない。

まさに「Yes,We can」という風になるので、人が動く、心が動く、そうするとみんなが動いて時代が動く。という風に変わっていくわけです。


こういう構造を持っているっていうのが「I We Now」という理論のすごさであり、これをきちんと丁寧に全員の物語を重ねてやっているところが、西野亮廣さんのストーリーテリングのすごいところなんです。


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▼「I We Now理論」があると

巻き込みたくなる
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何よりもこの「I We Now理論」を使うと人間の心が変わるんですよね。


人間ってどうしても、

「今じゃなくてもいいよね」「しょうがないよ」という状態から「やっぱ今こそ動こうよ!」という感情に変わると動けるようになる。


「投票したって関係ないよ。誰に投票したって日本は変わらないよ」って状態から「そうじゃない。小さな変化の積み重ねで、将来大きな変革が訪れるんだ!だから小さな差でも、誰かを選んで誰かに投票するのはその第一歩なんだ!」という感情の変化って、

これは人の無関心を超えることだし、

「新しいことする事って怖いよ。めんどくさいよ。意味ないよ。」っていうのを、

「でもさ、一票入れれば、ほんの少しだけ未来が動く。それってワクワクしない。」

という希望をもって恐怖を乗り越えるものだし、

かつ「僕くらいだよそんなこと考えている人」「いや違うよ一緒に行こう!」っていう連帯は孤独を打ち消すものだし、

最後にやはり人間って自分に自信が持てないんですよね。


「僕なんて…」っていうのに対して

「You can make a difference」「違うことがきっとできるんだ」って思えるって気持ちは、何か孤独から解き放つことができる。


この「I We Now」という構造の中に

「急いでやらないと間に合わない」「どうしてそれをやろうと思わないんだ」という怒り。

そして何よりも行動することによって恐れを越える希望を伝えること、

「あなたは一人じゃない。一緒にできるんだ」

「あなたはできないと思うかもしれない。そうじゃない、僕たちは何か違うことができるんだ」

という感情を伝えていくことによってムーブメントというのが起こって、たった一人のゴミ人間の行動が周り動かして、世の中を変えていけるんですね。

そういう風に自然と「叩かれる人(I) 」の物語を「私達 (We)」に自分事化していき、「今うごかなきゃ(Now)」ってなると自然と感想がネットにあふれていき、再生産倍率が1をこえて、急拡大 「追い込み」の型が発動していくわけです。


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▼巻き込みを加速する

「途中乗車のしやすい設計」
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こうやって、自分事化した巻き込みの中で、次に効くのが「途中乗車のしやすい設計」です。


2020年年間マンガベスト20は、鬼滅の刃1巻から23巻まででうめつくされる異常現象を起こしました。


これって偶然なのでしょうか?


人気漫画は、「もったいない」という理由で長期連載50巻以上近く続く事が多い中、

23巻で終わった鬼滅。


実は同時期に掲載の「約束のネバーランド」も20巻で終わっています。


これは意図して20巻前後でおわらせてるのでは?と僕は思っています。


それが「途中乗車のしやすい設計」としての20巻前後です。


つまり、どんな人気作品でも50巻とかだと、人気になっているから読みたいなと思っても挫折しますよね。

20巻くらいだと読み切れて、追いつくことができる。

ってことを意図してるのでは?

というのが、なんとなくの僕の仮説です。


成果物よりもプロセスに希少性がある「プロセスエコノミー」の時代においては、希少なその時しかないイベント、祭に、私も参加したいと思もわせること、参加したいと思ったら参加しやすくすること「途中乗車のしやすい設計」が大事です。


鬼滅も実はマンガ連載初期はそこまで人気なく、フジテレビがアニメ化を断るくらいでしたが、途中乗車の中で追い込んでいったのです。


そして、絵本が題材となって展開している『えんとつ町のプペル』に関すれば、

「途中乗車のしやすい設計」が満載。


そもそも元が絵本ですから読みやすく、西野さんの『失敗したくない時代』への配慮としてオープニング、エンディングと様々な形で動画が開示されている。


この『プペル』を自分の物語と重ねて人をまきこみたくなる「I We Now戦略」と

まきこまれた人が安心して「途中乗車できる設計」

この2つの戦略があるので、プペルの人気は「追い込み型」として加速していく訳ですね。


プロセスエコノミーの時代に皆さんも「I We Now戦略」と「途中乗車できる設計」実感する為にも、ぜひ皆さんが「その物語に重ねた自分の物語」をコメントしたり、シェアしたり、つぶやいたりして、周りに共有することで『共犯者』を生み出し、「追い込み型」での成功を実現していきましょう。



今日もありがとう!



じゃ


またね!



阿部




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