2023/02/11

ジャム理論

 


おはようございます。
 

さて。
今日は「丁寧に届けきって、次に繋ぐ」というテーマでお話しさせていただきたいと思います。


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▼ 商品の役割をキチンと把握しておく
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さて。

いきなりですが、ちょっと踏み込んだ話をします。
#偉そうにすいません


皆さんもご自身の「商品」をお持ちだとは思いますが……商品を売るには、それなりにコストがかかります。


ここで言うコストというのは、「宣伝にかかる費用」や、「宣伝にかかる時間」のことですね。


そして、宣伝にかけられる体力というのは無限にあるわけではなく、限りがあります。
 
「限られた費用や、限られた時間を何に使うか?」が宣伝の見せ所だと思うのですが、それを考える際、自分の商品を…

 
① 「よく売れる商品」
② 「あんまり売れない商品」
③ 「売らなきゃいけない商品」

…の3つに、あらかじめ分けておくとイイと思います。

 
そして、①〜③それぞれの商品の「役割」を把握しておく。
ザッとこんな感じです↓

① 「よく売れる商品」
→【キャッシュ】を作ってくれる。
 
② 「あんまり売れない商品」
→【売れるもの】を、【よく売れるもの】にしてくれる。
 
③ 「売らなきゃいけない商品」
→【機会】を作ってくれる。

 
それぞれの商品にはそれぞれの役割をがあるんですね。


キャッシュ(売り上げ)を作りたければ、「よく売れる商品」の宣伝にコストをかけるのが一番イイに決まっています。が、話はそんな単純じゃありません。

「あまり売れない商品」にも役割があります。


 
これは過去にこのブログ内でもお話しした『ジャム理論』や『松竹梅の法則(ゴルディロックス効果)』で説明できます。


『ジャム理論』というのは「人が決定をくだしやすい【ちょうど良い選択数】がある」というもの。


選択肢が多すぎると、「やっぱりアッチを買っておけばよかった」と後で後悔しそうだから選べないし、
選択肢が少なすぎると、「他の選択肢が無い中、これを買って大丈夫なのか?」という不安がよぎって、選べない。


『松竹梅の法則』というのは「三段階作れば、人は(極端を回避しようとするから)真ん中を選ぶ」というもの。

 
「あまり売れない商品」の役割は、つまるところ「【売れる商品】を【よく売れる商品】にする為の選択肢の調整」です。
 
僕は「見せ球」と呼んだりします。
「見せ球」があると無いとでは、売り上げが大きく変わってきます。


そして、三つ目の「売らなきゃいけない商品」の話も忘れちゃいけません。
 
その名の通り、どうやら「大きな役割」を背負っている商品です。


たとえば、基本、居酒屋さんで一番売れているのは、多くの場合『生ビール』です。
  

…が、『生ビール』だけをどれだけたくさん売っても、利益には繋がり難い。

300ml注いで大体原価が安くても163.6円ぐらい。

#だいたいね

一杯500円(税抜)で提供しているところは、Fコスト32.72%

一杯400円(税抜)で提供しているところは、Fコスト40.90%
もちろんそれ以下に売価設定すれば、Fコストは上がりますし、売価上げればコストも下がる。

#簡単な算数をどや顔で説明しています。

 
お店の未来のことを考えたら、「売らなきゃいけない商品」は『料理(おつまみ)』です。


焼肉屋さんにしろ、焼き鳥屋さんにしろ、海鮮居酒屋さんにしろ、それぞれ専門性のある『料理』から事業を展開しているビジネスなので。

そして『料理』の認知が進むと『あの人の作る料理』となり、『人』の認知も進みます。

つまり、居酒屋の大将や、スナックのママですね。


それぞれがその時代時代で、『料理』『人』が認知されていれば、また、『人』を絡めた新しいプロジェクトを立ち上げることができます。

 
まとめると……

【あんまり売れない商品】で、「売れる商品」を「よく売れる商品」にして、
【よく売れる商品】の売り上げで会社(チーム)を安定させた上で、
【売らなきゃいけない商品】をコツコツと売り続ける…といったところ。

 
それぞれの役割を把握した上で、それぞれに宣伝コストを割かなきゃいけないんですね。


ここからは、具体的な話をします。



 

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▼ ドライブインシアターの道が拓ける
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キングコングの西野亮廣さんが、コロナ過で生み出された『映画 えんとつ町のプペル』を世の中に届ける手段として、生みだされた可能性の一つに『ドライブ・イン・シアター』がありました。
 
当時、連日宣伝している様子を見て、「販売に苦戦しているのかな?」と思われた方もいたそうですが………まさにそのとおりで、文化としてこの時代に浸透していない『ドライブ・イン・シアター』のチケットを売るのって、結構大変だったみたいです。
#そんなことは百も承知ともおっしゃてました


←ちなみに、1949年当時のドライブインシアターの広告(ポスター)

#シヴイ

#意外と歴史は古いんですね。

参考資料 ← この記事も面白いっす!






ほとんどの日本人の選択肢に「ドライブ・イン・シアター」は入っていないもんで。
当然、「今週末はドライブ・イン・シアターにでも行くかぁ〜」とはならない。

 
事実、同じ時期に上映されているディズニー作品などはチケット販売に苦戦していいたそうです。
…「苦戦している」というよりも、「ドライブ・イン・シアターのチケットの売れ具合は、大体そんなもんだ」といったところ。

 
黒西野さんはココに目をつけたわけですね。
  
 
「ドライブ・イン・シアターのチケットって、なかなか売れないけれど、プペルのドライブ・イン・シアターだけはよく売れる」となれば、「だったら、〇〇の会場でもやろう。△△の会場でもやろう」となるので。


 
それを何度か繰り返せば、「ドライブ・イン・シアター」がプペルファンの共通言語となり(プペルファンの皆が認知するところとなり)、プペルファンの週末の予定の選択肢の一つになる。

 
そうなれば、コロナ禍であろうが、『映画 えんとつ町のプペル』は届き続けるわけで……つまるところ、『映画えんとつ町のプペル×ドライブ・イン・シアター』は【売らなきゃいけない商品】だったわけですね。

 
だから、売ることがなかなか難しいことを承知で、何度も何度も何度も告知をしていた。
#売ることがなかなか難しい商品って市場の一位を取りやすいし

#参入障壁に守って貰える

 
あきらめない告知もあって、『映画えんとつ町のプペル×ドライブ・イン・シアター』は全会場で完売という結果。
#意外と知られてないけど
#すごい功績
 

イオンさんの中でも、「全ての回が事前に完売する」なんてことはは初めてのことらしく、イオンさんとの会議でも、「どんどん仕掛けていきましょう。次は、どの会場でやりますか?」という話になったとのこと。

 
その会議の中で、「映画館が無い離島の子供達のところにも、ドライブ・イン・シアターという形で巨大スクリーンを持っていって、『映画 えんとつ町のプペル』を届けたいのですが、ご協力いただけますか?」と言う提案を西野さんがしたところ、「もちろん!是非、やりましょう!」という展開。

 
【売らなきゃいけない商品】にキチンとコストを割いて売ったから、「離島の子供達に映画を届ける」という可能性が生まれたわけですね。
 
よく売れるからといって、【よく売れる商品】の販売だけに注力していたら、こうはならなかった。

  

コロナ前は「営業」と呼ばれるものがありました。

#今はもうあるのかな


芸人やタレントや歌手が「客寄せパンダ」として稼働するイベント仕事です。


ところがコロナのによって、全ての「営業」がなくなりました。


リアルイベントで集客することが許されない時期だったんですね。

黒黒黒黒西野さん曰く、「コロナ時代の客寄せパンダ枠」がガラ空きなんですって。
ここをゴッソリとハックしちゃおう………というのが黒黒黒黒黒野さんの狙いだとか。
#黒野さん

 
『映画えんとつ町のプペル×ドライブ・イン・シアター』の当日の様子を1分半ぐらいの動画にして、YouTubeにアップして、その動画の概要欄のトップに、「ドライブ・イン・シアターを地元に呼びたい方の受付フォームのリンク」を貼っておいたら、イイ感じの流れが生まれると考えた黒野さんは、敏腕マネージャーさんに丸投げ。(笑)
#伝統芸能
#黒野の丸投げ


ゆくゆくは「コンビナート」を背景にして、『えんとつ町のプペル』のドライブ・イン・シアターをやって、スクリーンの中と外の境目を無くそうとしてらっしゃいます。
#それぐらいデタラメな方が面白い

#どうなったかなぁ~

#やってたら観たいなぁ~
 

どんな状況からでも、エンターテイメントを届け続ける姿勢はもの凄く励みになるし、勉強になります。


簡単じゃないけど、

頑張りましょう!


頑張りますっ!!


じゃ

またね。


阿部

 
 


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