2023/02/08

『ゴルディックス効果』

 


おはようございます。

さて。
今日は「成功の中に含まれている『取りこぼし分』をあぶり出そう」というテーマでお話ししたいと思います。
すべてのサービス業、すべての挑戦に関係してくる話です。

 


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▼ 勝負どころでキチンと勝つ
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数学チックな話になるのですが、すべての挑戦(プロジェクト)には、それぞれ「リターン」があるじゃないですか?
リターンの小さな挑戦もあれば、リターンが大きい挑戦もある。
そして、それらのリターンには「勝率」という数字が掛け算されます。

たとえば……

リターンが【20円】の挑戦が3つと、
リターンが【100円】の挑戦が1つの、
計4つの挑戦があったとします。
この時、勝率が「30%」なら、「20円+20円+20円+100円」×「0.3」なので、最終的な取り分は【48円】になります。
頑張って勝率を「50%」まで上げたら、「20円+20円+20円+100円」×「0.5」なので、最終的な取り分は【80円】。
#乱暴な計算であることは承知しています
#例えです


なんとなく僕らはこんな考え方でいて、「勝率を上げよう」としますが、もう少し“エグく”リターンを取りにいくことも考えたい。。


それが、よく言われている「リターンが小さい挑戦をテストに使い、『空振りのパターン』を全て洗い出して、リターンが大きい挑戦で確実にヒットを打つ」です。

#言われてるっけ?


計算式はこんな感じ。

①20円×0%
②20円×0%
③20円×0%
④100円×100%

これで、4戦3敗ですが、取り分の合計は【100円】です。

トータルの勝率なんてどうでもよくて、大切なのはトータルの取り分です。

あまりにも乱暴な算数ですが、要するに「リターンが大きい時に確実に勝てるように努めた方が得をするよね」という話です。

ここぞという時には、一切のテストを排除して、これまでのテストであぶり出した『確実に結果が出る打ち手』を選べる選択肢を持っておかないといけない。


で、今日、お話ししたいのは、「①②③で空振りして、空振りするパターンをデータにとっておいて、④でホームランを打った方が取り分が大きいのに、意外と皆、①②③で空振りすることを嫌がって、④の空振り確率を上げちゃうよね」という話です。

「何の為に小さい挑戦があると思っているんだ!小さい挑戦で空振りしなかったら、お前、どこで空振りするつもりなんだ!」と吠えております。

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▼ 成功の中に含まれている『取りこぼし』をあぶり出そう
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僕たちは、プロジェクトが失敗した時は「ああ、失敗しちゃったなぁ」と考えますが、プロジェクトが成功した時には「成功したけど、失敗した部分はどこだろう?」とはあまり考えません。

すぐに打ち上げに行っちゃいます🍺
#私のことです


ただ、その「取りこぼし分」こそが【伸びシロ】なので、プロジェクトが上手くいっている時というのは、やっぱり「取りこぼし分」をあぶり出す必要があります。
 
 
……具体例を出した方がいいですね。出します。

福岡のホテルの一階で、イタリアンレストランを運営していた時です。


ランチタイムもそこそこ忙しく、人気も蓄積されていたのですが、Fコストで悩んでいました。

原価率高めの1000円ランチとハンバーグランチがほぼほぼ売上占有を占めていたので。

もともと、いろんな商品を並べていたのですが(1000円ランチ、パスタ、ハンバーグ、ステーキ、ランチコース、サンドetc)、原価率の比較的低いパスタの売上占有比を上げたくて、パスタの種類を3種類に増やし、なんとなく雰囲気を『パスタランチの店』みたいな感じに持って行ったところ、フードコストが下がり、且つ今までのお客さん(ハンバーグとか食べてた人)もなぜか「・・・パスタ食ってみる?」みたいな状況も生まれ、客層の入れ替えではなく、層の幅が広がり、結果増収増益となりました。


この時、「メニュー改定がうまくいったー!やったー!」で終わらせてはダメで、「売り上げは出しているけれど、取りこぼしている部分はどこかしら?」を考えなければなりません。


そこで「何をすれば売り上げが下がるのか?」を試します。
そこで「空振りパターン」をあぶり出し、そのパターンを勝負ところで徹底的に選ばない。


基本的に、この繰り返しです。


売れている最中にも、「売り方」をいろいろ試してみます。
上記の場合だと、調子に乗ってパスタの種類を3種類から5種類に増やしたら売上が落ちて(以前の状態に戻って)、パスタの種類は3種類で、価格もバラバラにして、一番利益率の高い(コストの低い)商品を“真ん中”に入れると売り上げが伸びます。


そしておもしろいのは、ずっとメニューをいじっている部分は「パスタ」なのに、それによってそれ以外のメニューの出数傾向が変わるということ。


お客さんの中で、「あの店に行くか否か?」から「パスタにするか否か?」みたいになるのだと思います。


そして、「何を食うにしろ、とりあえずあの店に行こうか。」となる。


あと、もう一つ面白かったのが、ランチコースを値上げしたら、あまり出なかったその次に高いステーキランチが出始めた。


これに関しては、『ドア イン ザ フェイス』が働いているのもあるでしょう。

※【ドア イン ザ フェイス】=最初に相手が断るであろう大きな頼みごとをして、相手に罪悪感を抱かせることにより、小さな頼みごとを相手に受け入れてもらうという、人間の心理を巧みに操った交渉のためのテクニック

 


「新しい企画・施策が成功したー!やったー!」で終わっていたら、ここには辿りつけなくて、売れている時に「何をすれば売れなくなるのだろう?」という疑問を持ち、「取りこぼし分」をあぶり出すことがすっごく重要だと思います。



今回の話などは『メニュー表』を作る時などに、結構、活きてくると思います。
「竹コースを売りたけりゃを『松竹梅』を出せ」みたいな話です。
だいたい皆、真ん中を選ぶので。
#ゴルディロックス効果


自分の夢や、スタッフや、家族を守りたければ、マグレに賭けちゃダメで、データの鬼になった方がいいと思います。

 
そして……

 
「数字なんていつでも稼げる」という身体(担保)を作った上で、数字を無視して「面白さ」に走れると最高ですよね。


 
今日は「成功の中に含まれている『取りこぼし分』をあぶり出そう」というテーマでお話しさせていただきました。


今日もありがとう。


じゃ

またね。


阿部

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